集客手段
主要な集客手段があります。
それをお伝えします。
・折り込みチラシ
対象客へのリーチ精度です。対象となるお客さんに、どれだけの確率で届くのか? これが大事だと、まずは覚えて下さい。
当たり外れがある手法です。
・チラシのポスティング
ポスティングは、折込チラシより狭いエリアを対象にする集客方法です。不動産、リフォーム等、物件の周辺に絞って配布するときに役立ちます。
反応率に大きく影響するのはチラシのキャッチコピーです。
・ダイレクトメール
対象となる人に、確実にリーチできる点です。
FAXDMは、低コストで一斉送信できるので、B2Bでは有効な集客方法です(一般家庭は、受信許可がない限り送信不可)。
・紹介
ビジネスで最も大事な集客方法です。自分以外の第3者の信用が加わるので、相手に会える可能性はとても高くなります。
成功のポイントは、どのタイミングで紹介をお願いするかです。
・無料セミナー
無料セミナーで人を集め、セミナー終了後に商品をご案内する集客方法です。
自発的に集まった人を対象にするので、成約率は高くなります。
・展示会
展示会は短期間で効率よく、見込み客の集まる集客方法です。ブース運営に必要なものは、ほとんど主催者がレンタルで用意するので、レンタル料を払えば、準備する手間は、思っているほどかかりません。
成功のポイントは、案内状の送付、キャッチ―なブーステーマの表示、集めた名刺のフォロー、この3点です。
既存客に案内状を送り、展示会を再会のきっかけにする(選挙でいう基礎票)。ブース前を通る来場者を、キャッチ―なテーマで呼び込む(選挙の浮動票)。
そして展示会終了後、来場者にテレアポ、訪問営業(あいさつ回り)する。こういう流れになります。
・テレアポ
リスト1つ1つに電話をかけるため、かなりの労力が必要になりますが、高額商品の場合には有効な集客方法です。
断られるのが当たり前なので、電話をかける人には精神的な強さが必要です。未経験者では耐えられないので、経験者を雇うか外部委託するべきでしょう。
成功のポイントは、最初の15秒で何を伝えるかです。
・ご無沙汰の人にメールを送付
何回か会ったけど、成約に結びつかず、そのままご無沙汰してしまった。名刺は引き出しの中で、深い眠りについている。こういう名刺の数は、思いのほか多いです。
これらをリストにして、ご案内のメールを送る集客方法になります。これはとても効率の良い方法です。反応率の目安は3%。
・Webサイト
ネット上のハブ(中心)になる、集客の拠点です。ソーシャルメディアの隆盛で陰が薄れた感もありましたが、ソーシャルの限界が認知されるに従い、Webサイトの価値は再認識されています。
また検索エンジンの上位表示が、リンク主義からコンテンツ主義にシフトしたことも、Webサイトの見直しが進んでいる大きな理由です。今はユーザーの期待に応える、良質なページを数多く備えたサイトは、必ず上位表示されるようになっています。
・ランディングページ
ランディングページとは、PPC広告からアクセスをとり、1ページで購入(資料請求)を促すページを言います。
ランディングページの反応率は、検索ワードとページ内容のマッチング度で決まります。アクセスを増やそうと、多くの検索ワードを使えば、反応率は下がります。
・オウンドメディア
オウンドメディアは、決して真新しい方法と思いませんが、ここにきて急速に広まっている集客方法です。
体裁はブログですが、伝えたいことでなく、ユーザーが知りたいことを伝えるのが、オウンドメディアだと思ってください。
プラットフォームは、ブログでもWebサイトでも構いませんが、やはり無難なのはワードプレスでしょう。プラグインが豊富に揃っているので、何をやるにも困ることがありません。
成功ポイントは、ページの内容です。まずはページ数を増やすことが前提ですが、たぶん数年後にページ内容(記事の質)が問われることに、気づくことでしょう。
集客の王道を踏まえているので、時間が経てば経つほどオウンドメディアの集客力は増します。ネット集客の方法としては、自信をもって推奨できる方法です。
ユーチューブに数多くの動画をアップして、自社サイトに導く集客方法。ユーチューブがメディア媒体として成長しているうちは、有効な方法です。
商品によっては、テキストで説明するより、動画で説明した方が分かりやすい場合があります。また慣れれば、動画作成にはそんなに手間がかかりません。これらがユーチューブ集客の大きな利点と言えるでしょう。
またユーチューブには、グーグル検索で上位表示されやすいという、特徴があります。ビッグキーワードでは辛いでしょうが、スモールキーワードなら、短期間で上位表示される可能性が高いです。
リスティング広告とは、グーグルのアドワーズ、ヤフーのスポンサードサーチです。クリックされて初めて費用が発生するクリック課金で、リアルの広告とは、一線を画して急長してきました。
リスティング広告の成功ポイントは、キーワード選定、広告文、着地ページ、以上の3点です。
何よりも最初に知ってほしいことは、集客には想像以上のお金がかかるということです。
もしここで反応率が2%になれば、1つの返信を得るコストは、5000円に半減します。注文に対する集客コストも、5万円に半減します。10万円が5万円に変わるわけです。
このように反応率は、最終的な集客コストに強烈な影響を与えます。反応率が少し変わるだけで、事業収益は大きく振り回されるのです。反応率は事業の生死を決める数字と言っても、決して過言ではありません。
ですので皆さんが考えるべきは、どの集客方法を使うかだけではありません。
何が反応率を決めるのか? これが最も重要なことです!!
反応率は大きく言えば、次の3点で決まります。
1.リーチ: 何%の確率で、相手に届くのか?
2.クリエイティブ: 何を伝えるのか?
3.オファー: どんな行動を求めるのか?
実践あれ。