恋愛ストーリー。

あの日、時間より早く出た。
ヒゲを剃って、鼻毛を切って、ファッションの色彩に気をつけ。
思えば、それまでに色々準備をしてきた。
少しでも良い自分を彼女に魅せたくて。
準備をしてきた。
早く現地に着きすぎて、近くにあった椅子に座っていた。
時計を見ていた。
予定時刻が近づいてきて、
待ち合わせの食事処に向かった。
そして彼女が到着した。
まだ、付き合っている訳ではなくて、今日は自分を売り込み彼女を得る決戦の日。
席に座り、相手を奥の椅子に座らせる。
そちらどうぞ。
この日は、2時間の予定。
彼女が、初めてだし、
2時間がいいな、と。
まずご飯は僕が彼女の分も出す。
彼女は出そうとするが、ここは払わせて、と。
そして色々と話した。
緊張はあった。
でもドキドキしていた。
彼女の顔を見て、ドキドキし、
声が可愛いなと思い聞き、
仕事の事、過去の恋愛、
色々話す。
結婚における価値観。
そんな話をしていながら、
だんだんとドキドキしてくる。
彼女の組んだ手を見て、手を握りたくなってくる。
相手と共通部分が多い。
彼女といろいろ話、
気づくと3時間以上話した。
そして、お互い帰る。
帰り際、彼女にタイプだと伝える。
好きだと伝える。
今度の約束をし、
また現実に戻る。
日々の仕事に戻る。

恋愛。
それがあるから、
日々が豊かになるのだ。
彼女を想っている。